城内実議員自民党入党する事なかれ

 衆院静岡7区城内実議員(無所属)が、近く自民党衆院会派に合流することが3日、わかった。城内氏は取材に「TPPの拙速な参加表明、領土問題の失策や強引な増税方針など、民主党政権には強い危機感を持っている。早期に解散総選挙に追い込むためにも、自民会派と共闘する必要があると考えた」と述べた。
 城内氏は03年に無所属で初当選し、自民党入り。05年の総選挙で、郵政民営化に反対して無所属で出馬したが、同党の公認候補だった片山さつき氏に敗れた。前回09年の総選挙に無所属で出馬、2期目の当選を果たした。
 現在は、埼玉11区の小泉龍司衆院議員と無所属会派「国益と国民の生活を守る会」を結成している。この会派ごと自民党会派に合流する見込み。合流の時期は、臨時国会中になる見通し。
 自民党静岡7区支部長は、片山氏が参院議員にくら替えして以降、空席となっている。復党については「党本部と県連に一任しているが、会派合流は復党に向けた第一歩になると思う」と述べた。
 
12月4日毎日朝刊の記事である。

 
 私は6年前を思い出した。
 この城内実議員、郵政民営化選挙で刺客片山さつきに敗れ、4年の長きに渡り浪人を余儀なくされた。その落選直後に、彼の敗戦がドキュメンタリーとしてNHKが取り上げ放送した事を良く覚えている。その番組を見た私は、若くて質素なひたむきさを垣間見た奥さんの方に同情を覚え、以来政治家城内実と言う男に惚れた。彼が私の嫌いな小泉・竹中路線と相入れなかったからの方が強かったからかも知れない。特に彼が師と仰いだ私の嫌いな安倍晋三に見放された事にも親近感を持った。いづれにしても私は以来ウォッチングしてた。落選以後の浜松の駅前の辻立ちにも好感を持っていた。そう言う彼が浪人中の苦しさゆえに好きだった平沼赳夫の支援を受けた事にも私は好感を持った。しかしその平沼が「立ち上がれ日本」を立ち上げた時に参加しなかった事が、彼の精一杯の政治家としての抵抗だったのであろう。私は痛いほど彼の胸の内は解かっていた。私は彼とは一面識も無くただの、1支持者と言って良い。それも見も知らずのテレビを見ただけの1国民である。私は勝手な支持者だが余りにも親近感を覚え何度か応援メールを出したが一度の返事も無かった。忙しい事は解かるが勝手連の1支持者である。非常に寂しかった。
 以来私は彼を忘れていたといった方が良い。私は頑固者でどちらかと言えば自分で言うのも可笑しいのだが、潔癖症でもある。ブログに例えて悪いが、私は頼まれた事と約束は必ず守る。これも商売の鉄則である。メールを貰えば必ずどんなに忙しくてもどんなに遅くとも必ず返す。これが私の信条である。だから自分がメールしても返してもらわなければガッカリする質の方である。ほんのチョットした気持ちの問題である。だから私はこの時から彼に対する気持ちが萎え忘れていた。
 
 そしてこの記事である。以前の理由はどうあれ、黄昏の自民党に入党するとは、私は嫌いだから言う訳では無いがこの城内実と言う政治家、普通の政治家に戻ったとしか考えられない。誠に残念である。