久し振りのNHK日曜討論を見て

NHKのこの番組の前置きは下記になっております。
 
今日のテーマ『どうする原発再稼働問題エネルギー政策を問う』
 
 夏を迎え、家庭や企業など、様々な分野で節電への努力が続く中、エネルギー政策をめぐって政府が迷走しています。
先週、菅総理大臣は、全国の原子力発電所で「ストレステスト」=追加的な安全確認を実施することを決めました。
しかし、この突然の決定をめぐって、原発の立地自治体を中心に反発の声が続出。与党内からも批判の声があがり、海江田経済産業大臣が辞任を示唆するなど、混乱が広がっています。
「国のかたち」や「私たちの暮らし」の根幹に関わるエネルギー政策の今後について、政治はどういうビジョンを描いているのか。
政府と各党のエネルギー政策担当者に討論していただきます。
 
○ご出席
内閣官房副長官福山哲郎さん
自由民主党 経済産業部会長/西村康稔さん
公明党 幹事長代行/斉藤鉄夫さん
みんなの党 政策調査会長浅尾慶一郎さん
日本共産党 原発・エネルギー問題対策責任者/笠井亮さん
社会民主党 脱原発自然エネルギーPT事務局長/服部良一さん
たちあがれ日本 参議院幹事長/片山虎之助さん
国民新党 政務調査会長亀井亜紀子さん

○司会
NHK解説委員 島田 敏男
 
 
 私は率直な感想を述べると、大変残念な事は今日のテーマの中で誰もが関心を持ちそして、何故菅首相が突然「ストレステスト」の導入を決断したのかが政府側の福山内閣官房副長官に聞きたかったと思ったが、その福山内閣官房副長官から明確な答えが無かった事である。屁理屈な苦し紛れの答弁が多かったのは事実である。「ストレステスト」の安全性への必要性に終始してたが、それの必要性は誰が考えても当り前の事であり、政府が安全を確認したからの玄海原発の再稼動だった筈なのに何故今?と言う事の問いだったが答えは無かった。当り前である。相談も無く菅首相が突然言った事だから誰にも解る訳無いのである。
 全体的に見れば、私には野党の特に自公と、たちあがれ日本の発言の趣旨が間違っているのではと何度か感じた。何故なら何故正直に、原発行政は原発経済に打撃を与えるから、行政が保護して来たと言わないのか、表向きの話ばかりしても説得力に欠けるばかりである。
 
 私は決して今の民主党原子力行政が全て悪いとは言わないが、これまでの原子力行政をゆがめて来た、自公政権たちあがれ日本は元は自民党)は反省と自己批判の後に発言してもらいたいものである。参考までに彼らが作ったと思われる利権の巣の一端を記した。
 
原子力天下り機関一覧
 
独立行政法人原子力安全基盤機構
独立行政法人日本原子力研究開発機構
独立行政法人原子力環境整備促進資金管理センター
財団法人原子力安全研究協会
財団法人原子力安全技術センター
財団法人原子力国際技術センター
財団法人日本原子文化振興財団
原子力委員会(JAEC)(内閣府
原子力安全委員会NSC)(内閣府
原子力安全保安院(NISA)(経済産業省
原子力発電環境整備機構(NUMO)
(社)日本原子力産業協会(JAIF)
(社)日本原子力学会(AESJ)
(財)原子力安全技術センター(NUSTEC)
(独)原子力安全基盤機構(JNES)
(社)日本原子力技術協会(JANTI)
(財)原子力安全研究協会(NSRA)
(独)日本原子力研究開発機構(JAEA)
(財)原子力研究バックエンド推進センター(RANDEC)
(財)日本原子力文化振興財団(JAERO)
(財)原子力発電技術機構(NUPEC)
(社)火力原子力発電技術協会(TENPES)
(財)原子力国際協力センター(JICC)
 
 
 ホントに良く作ったものである。原発を中止すればこれらも不要となるので、ムダの撲滅の一翼にもなる。嬉しい事ではないか。逆説すれば、それが困る人達は反対するだろうし、反対する人々はそのような人では無いかと思われる。