菅首相は幸せ者である

 私はネットでよく見るものにyahoo(ヤフー)とBLOGOS(LiveDoorのブロゴス)がある。そのyahoo(ヤフー)にみんなの政治欄があり、政治家や政治記事にコメントが書けるようになっている。また、LiveDoorのBLOGOS(ブロゴス)は登録されたブロガーの記事が読める便利なものである。
 
 それを読むと不思議な事に、これほど不人気の菅首相にもそれなりに硬い支持者がまだ存在する事である。カリスマの無いこの男にである。私は驚いている。本当にまだ信じている信者がいると言う事である。本当にこの菅直人と言う男幸せ者である。
 
 確かにここまで追い詰められて尚1人で頑張っている菅直人。叩かれても叩かれても蹴られてもジッと我慢し、自分の信じる事に向かう姿はある意味立派である。彼の心中を推し量れば、辞める気なら何でもしてからと思っているフシがうかがい知れる。それがあの何度でも言っている3つのメドであろう。つまり、(1)第2次補正予算(2)再生可能エネルギー法案(3)公債特例法の成立である。
 
 政治人でありせば、至極当然と思われるが、私はこのうちの(3)公債特例法の事であるが少し違う考えを持っている。経済学者達識者は当り前と思っているだろうが、浅学の私は少し違う。素人的で申し訳ないが、私だったら赤字国債のお世話と考えないで、一般の経営者と同じように、あるかも知れない日本国のカネをかき集める。つまり、金が無くてどうしようもない家庭の主婦がヘソクリや、子供の貯金や子供のお年玉や、貯金箱やら家中の金と言う金をかき集めるのである。皆さんは何を言ってる40兆円もの大金をと言うだろうが、私だったら死に物狂いでかき集める。一例であるが皆さんゆうちょ銀行のバランスシート見た事あるだろうか。私はこの3月のゆうちょ銀行のバランスシートを見て書いてるところである。一般の会社の現金預金に当たる流動資産の預入金(預金)が4兆9,000億円と貸出金が4兆2,000億円ある。そして流動負債の貯金(ゆうちょ銀行から見れば借金)が全部で17兆5,000億円ある。それに私が今調べている独法の利益剰余金で溜め込んでいる、流動資産に残っている金を合わせれば、当座は資金繰りが付くくらいはあるのである。つまりキャッシュフロー経営である。現金出納帳=お財布経営である。リアルタイムの経営である。経済学者達識者はかかるものは掛かるし、今あるものはこの通りだと言う事を出発点としている。今かき集められる金の計算と、これ以上のムダの排除は無いと言う考え方は私に言わせれば、ずぼら以外の何物でも無い。お歴々の方々は甘いといわざるを得ない。そこに目を付けたのが誰でもないかの小沢一郎その人なのである。そう言うからくりをしてムダの排除と言ったのである。