国会70日延長ついに議決

 人間何が一番大事か。
 嘘をつかない事である。つまり信義を尽くす事である。これの出来ない人間は、人間のクズである。
 そして、この政治の上の「信義」と言う言葉は表向きは存在しない。何故なら法上には無く、国会対策と同じで、要するに公党間の談合だからである。つまり堅苦しく書面に無い約束事と言っていい。逆説すれば書いたものに残さないから大切なものなのである。それが「信義」である。これを無くすれば、俗に言う「原理原則の杓子定規」の話になり、何の事は無い公開のテレビ討論と同じになる。何かここまで書くと今の公党の誰かさんも「原理原則主義者」でカチカチの解らずやと言われていたが、少しは大人となりきやと思えば、以前以上に解らずやとなっているみたいである。野党もこんな輩との「信義」、とてもじゃぁ無いがやめた方が身の為である。とてもじゃぁ無いがこの幹事長と国対委員長「信義」を信じても返してくれる可能性0である。止めた方が得策と言いたい。
 
 今回の国会の70日延長問題、70日とか50日とかの日数の問題では無い。今までの審議の中での信義の問題である。要するに交渉相手を信用出来無くなれば、すべて終わりなのである。今回の野党と菅政権との綱引きは正にこれに当てはまる。恐らく野党の面々交渉している直接の相手である民主党の岡田幹事長以下の幹部を苦々しく思っているのではないか。後ろに居る菅首相自身より岡田幹事長以下の幹部に対して、もう愛想を尽かしているのではと私は思う。が300を超える相手民主党、短気もままならないのでは。ホント今回は野党に同情したい。ま、それだけ今の民主党の幹部、特に岡田幹事長そのものの手腕の無さと幻滅を感じているのではと推察する。
 
 そして、この議決でまたぞろ空菅の辞め時が不透明になった。これが与野党の話し合いでの結果であれば、空菅も観念したろうが、また反故にされる可能性大である。そこまで信義を尽くさない空菅である。ここまで来れば笑うしかないが、何と安い首相の値段だろうか。いやしくも一国の首相である。昔から首相の値段と言うのは、国の危機に宰相たる首相が自らの命を懸け、救国の対価として首を投げ出したものだが、事、最近のこの日本国の首相の値段あまりにも安い。自民党の誰かさんみたいに病気と偽り、逃げ出した人間もいたが、今回それに匹敵する醜態か。(笑)
 
 わたしは一時民自の大連立のニュースがあった時、事実政治の安定を考えればそれも是とした思いを悔やんでいる。トップがトップなら部下も部下、こんなどうしようもない輩(植草一秀氏による菅以下悪徳ペンタゴン8人衆+1)は、政界追放しか無いと私は思っている。早く総選挙になり、この菅以下悪徳ペンタゴン8人衆+1の選挙区の選挙民の常識を期待したい。
 
※悪徳ペンタゴン8人衆=ミラーマン植草一秀氏)によれば下記の人々である。
菅直人氏、仙谷由人氏、岡田克也氏、野田佳彦氏、前原誠司氏、枝野幸男氏、玄葉光一郎氏、そして渡部恒三氏である。そして+1(これは私が命名)は安住淳氏である。