消費税の値上げ論議、まだ解からないのか国会議員は

 政府、与党は20日、消費税率引き上げを柱とした一体改革最終案の正式決定を先送りした。菅直人首相は20日決定を再三求めていたが、民主、国民新両党で「2015年度までに」とする消費税率10%への引き上げ時期明示に批判や反対意見が相次ぎ、了承が得られなかった。政府、与党幹部は6月中の正式決定を目指すが、引き上げ時期など骨格を修正せざるを得ないとの見方も出ている。との共同通信の報道である。

 
 思うに、識者や政府、それに超党派の議員が、将来の社会情勢に対応と言う名のもとに、歳入欠陥税制の抜本改革は必要不可欠で、この事に今のうちに真摯に対応しないのは国を司る者の使命としか思わない考え方が蔓延し過ぎている。確かに言葉通り受け取ればその通りであるが、こう言う考え方の人々は、前しか見つめていないバカの1つ覚えと私は思っている。つまり現在の国の財政状況および税制は、もうこれ以上どうしようも無く改善の余地無しとの考えが出発点となっている。私はこれが間違っていると指摘しているのである。
 
 昔から、他人へのお願いにはまず、己を律っしてからと言う言葉があるように、何故国民に税の値上げの願いの前に、己の自分たちの政党助成金返上や、歳費削減のための国会議員数の削減に踏み込んでからお願いしないのか、こんな当たり前の事をしないで何の消費税の値上げか、理解に苦しむ。決して国民は将来の社会情勢に係る歳出過多を見過ごせと言ってるのでは無い。それを理解してない訳では無い。つまり、主婦が1円でも食費を切り詰めるその心・気持ちがほしいと言ってるのである。何故解からないのか。このバカタレ達が!。