私は仕事柄郵便局とは切っても切れない関係にある。それは毎日郵便局からの郵便物は必要不可欠の物であり、この連絡方法はサービス業の我々にあっては命に等しいものである。以前郵政省時代は土日であろうが時間外であろうが必要時に対処してくれたものである。が今はどうだろう。土日は休みで時間外等、働き方改革とあいまって普通の民間企業以下である。現代には仕方が無いと諦めれば済むだろうが、我々民間企業は利益を出して生き、サービス出来なければ企業としての存在価値はないのである。
その当時の国会論戦である予算委員会(平成16年2月10日)https://www.youtube.com/watch?v=F8EiEoCZLss&t=19s をyou-tubeでみれば良く解る。これを視れば当時の小泉元総理の答弁を聞けば驚くなかれ、全ての政策において、民間になれば利益を出すためにムダな出費も抑えられるとの理屈である。逆説すれば官が主体の政策は民間にかなわないと謳ってる。だとするなら、霞が関官僚のやる事成す事は民間にかなわないと言ってる事になり、普段より霞が関官僚が言ってるこの国は我々が率いていると言う自負と矛盾している事になり、その本当の意味や行政の意味をこの総理は理解してない、いや理解できないバカな総理と言う事になり、常々のバカなアホな総理と言う事になる。
結論的には民営化そのものよりも日本のトップとしてそれを推進した小泉元総理が無能だったからだ。無能と言ってもそれは頭脳的な無能ではない。それは時代を見据えたパフォーマンスに走り過ぎたからである。実務に乏しいヤツが唯のパフォーマンスを演じたに過ぎないのである。期をかぎつける彼特有のキャッチコピーだったと言える。もっと真面目に議論して考えていたらあのような郵政民営化論にはなって居なかった。思えば、無能な小泉純一郎ではなく後の安倍晋三ではなく福田康夫元首相だったら、もっと有意義な郵政民営化論になって居ただろうと残念に思ってる。