国会議員としての活動が出来ない議員に思う

 この事に対して苦しい胸の内とは言え言わずにはいられない!政治に興味を持って約半世紀、1国民として毎日、新聞を始めとしてその動静を眺めている昨今である。

 今通常国会が始まり来年度の予算ももうすぐ決まる事だろうと思われる。そんな中でいつもどうかなと思っている事がある。それはある政党の議員の事である。国会議員とは何ぞやと問われれば、それは公選された全国民の代表として議院の活動に参加する者と定義付けられるであろう。言うまでもなく国民の奉仕者であり国民のための活動が必須の者であろうと思われる。だからこそ国会議員としての活動に対して国会議員1人に付き年間報酬を含めた活動費が1億円超も支払われているのである。ところがある政党の議員は身体が不自由でその活動が不可能な議員が居る。理屈で言えば日本国民でありせば憲法上皆平等で全ての面において対等であると謳われてはいるが、それが1つでも履行できなければ、国民に対し契約不履行と言われる事であろう。権利は権利として言うのは自由であろうが、心が痛まないのであろうか。何か憲法上の平等と言う理念を担保に取っているようで私的には大嫌いである。実は私も身体障害者である。だが出来るだけ自分で出来る事はやってお世話にはなりたくないと思い断る事は断っている。それなりの人間としての矜持は持っているつもりである。変な意地ではない。考えてみれば自分よりもっと身体の不自由な人間が頑張っているのに、その人より甘えてはいけないと思って頑張っている。

 思うに我々身体障害者はそれなりに国の保護の下にあり生活上何の不満も無い筈である。それ以上何を求めるのか? 出来ない公的議員の資格が必要なのか? それだったら出来る人にその経費を預けた方がより国のため国民のためにと思うのが当然ではないだろうか? そう思って自分は頑張っているつもりである。