野党から自民に移った細野豪志衆院議員(静岡5区)に議員として人間としての矜持はあるのか?

無所属で臨んだ昨秋の衆院選後に自民党に入った細野豪志衆院議員(静岡5区)が、「自民で戦う初めての選挙」となる参院選応援に注力している。公示日の22日に自民新人の応援に駆け付け、「自分の選挙と思って頑張る」と今後も街頭演説などに顔を出す予定だ。旧民主党政権で環境相など要職を歴任し、選挙も強く、自民にとって天敵ともいえる存在だったが、昨日の敵は今日の友-。自民の一員として存在感を発揮しつつある。

 

22日正午過ぎ、静岡県沼津市のJR沼津駅前。自民新人の第一声に姿を現した細野氏は自民党選挙カーを背にマイクを握り、支持を呼びかけた。過去の国政選挙では自民候補と対決し、政権批判を展開してきただけに、細野氏は記者団に「自民党選挙カーの前で話すのは感慨深い」と述べた。

 

参院選は安全保障問題を含めた安定政権が問われており、こういう形で選挙戦にかかわることができるのは光栄だ」とも語った。一方、昨秋の衆院選静岡5区で大差で下した吉川赳衆院議員(自民を離党)の醜聞については「コメントする立場にない」と多くを語らない。

 

ただ、周囲の自民関係者の視線はなお厳しい。吉川氏を支援してきた地元組織の反発は根強く、「静岡県衆議院支部長」という珍しいポストに就いた細野氏。比例復活して衆院静岡5区支部長を務めていた吉川氏が醜聞で離党したが、空席となった5区支部長は当面、城内実県連会長(衆院静岡7区)が代行することになった。

 

当選8回のベテランながら自民入り後、まだ1年も満たず、「外様」扱いは否めないが「(自民新人を応援する)参院選を全力で戦う。これをやり切ることに尽きる」と細野氏。地盤の静岡5区内で、他の衆院選挙区を圧倒するような自民新人への集票、いわば「細野票」を見せつけることで、党内での存在感アップにつなげようという意図が透ける。

 

参院選初日、自民新人の沼津市での第一声には「細野氏の支持者が大勢来ていた」(自民新人候補陣営)との声も。吉川氏を支援していた人々を中心に地元の感情的な反発が残るが、参院選後の衆院5区支部長就任は時間の問題-との見方が芽生えつつある。

 

 

これ『地方政治ルポ 細野豪志氏「自民で戦う初の選挙、頑張る」 〝外様扱い〟脱却へ全力応援』と題した産経新聞 2022/06/24 07:12の配信記事である。

 

 

普通矜持をもった人間はまして国会議員としては、国政を司る側でありせば、一定程度(1期位)の期間を空け辞職してから臨むのが人間としての行動だと思うが、この方はそうではないらしい。これは選挙民をバカにしてるか甘く見ている証拠でもある。この方は恥ずかしくないのだろうか? この議員だけではない。ここの選挙民も同じ人間としての矜持を問われているのだと言う事を自覚してない証拠でもあるのだ。