昭和から平成かけて道徳教育がなされたのか?

 どうして上記テーマで疑問を呈したのかと言われれば、この時代の小中学校で教育を受けた世代は現在第二次ベビーブームに近いと言われた世代であり、私たち団塊の世代の子の世代にも近く、今40代になり現在の日本を背負ってる大事な世代でもある。ところが私は今不動産屋として、色々な不特定多数のお客さんたちとお話するにあたって、何か一番気遣いの無い人間が多いように感じてる。そこで色々調べてみると、どうもその時代には小中学校での教育では「道徳教育」と言うのが成されていない訳では無いが、前後に比べて薄いようになっている。平成28年5月27日付の国の教育課程部会考える道徳への転換に向けたワーキンググループの提言書「道徳教育について」を見れば確かにその時期の「道徳教育」は行われていないように感じる。つまり人間の最大の教育である「他人に気遣いする」事と「年長者を敬う」事に疎くなっているのはそれが原因なのかと思わざるを得ないからである。

 例えば何かのイベント等で互いに準備作業等をしてる時、自分より年長者が重いものを運ぼうとしてる時等、「私がやりましょうか」と言って代ろうとする気持ち等が余り無く、平気で年少者が腕を組んで黙って見ている光景等多いように感じる事等がそうである。こんな事から見ても上記テーマの疑問がわいてくるのである。これらを総合的に考えればこれは何のこと無いその時代の「政治の荒廃」と言えるのではないか。

余談ながら嫁と姑問題もこの頃の世代同志が一番顕著と思われる。