安倍晋三前首相(66)の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭の収支を政治資金収支報告書に記載しなかったとして政治資金規正法違反(不記載)と公職選挙法違反(寄付の禁止)容疑などで告発され、不起訴(容疑不十分)処分となった安倍前首相について、東京第1検察審査会は「公選法の不起訴は不当」と議決した。
安倍前首相の地元・山口県下関市では、検察審査会の判断に賛否の声が上がった。
市内の無職女性(86)は「何か問題があるから不起訴不当になったのだと思う。お父さんの代から応援してきたが、安倍さんは問題が多くてもう支持できない。再捜査するなら徹底的にしてほしい」と話す。会社役員の男性(70)も「安倍さんを支持した人を優遇し、接待する場と化していたのが『桜を見る会』の実態だ。安倍さんが補塡(ほてん)を知らなかったはずはなく、まさしく寄付だと思う」と述べ「審査会の判断を受けて、検察は全体像をしっかりとらえて判断すべきだ」と語気を強めた。
一方、「桜を見る会」に呼ばれた経験のある会社社長の男性(61)は「検察にも呼ばれて何度も説明したが、会費は料理の割には高すぎると感じた。事務所の補填を聞いた時は驚いたが、周囲の誰も寄付や供与を受けたなんて思っていなかった」と強調。「審査会が判断したのなら、もう一度しっかり捜査すればいい。それで終わりにしてほしい」と続けた。
県政界の反応もさまざまだ。自民党県議は「もう一回、捜査するというならそれを待つしかない。秋の衆院選に影響がなければいいが」と憂慮し、共産党の県議は「このまま終わるようでは市民、国民を冒とくしているとしか思えない。今回の決定には司法、検察の姿勢が問われている」と話した。【大坪菜々美、林大樹】
これ「安倍晋三氏の不起訴不当に地元賛否 衆院選への影響憂える山口県議」と題した毎日新聞 2021/07/30 20:26の配信記事である。
野上忠興さん著書「安倍晋三沈黙の仮面」を見るまでも無く安倍家の特異な政治家家庭の現われかと思える。
昔より自己中心の世界しか知らなかった安倍晋三少年のその生き様がそのまま出た感じである。どんなに説明しても理解は無理と思えるので、この本を読んで頂く事をお勧めしたい。