史上最大の愚策「アベノマスク」の厳しい評価 いくら権力者でもやってよい事悪い事がある!

 「アベノマスク」とやゆされた布マスク2枚の全戸配布を政府が始めてから、17日で1年が経過した。「税金の無駄遣い」と批判が相次ぎ、届いたマスクを福祉団体などに寄付する動きも広がった。政府は「一定の効果はあった」と主張するが、芳しい評判は聞こえてこない。

 東京都台東区の「ギャラリー・エフ」は昨年4月、不要分を有効活用しようと、店の前に「アベノマスクポスト」と書いた回収箱を設置した。毎日50枚程度が投函(とうかん)され、集まったマスクは山谷地区の労働者を支援する団体に送った。

 現金を同封する人もおり、送り先から感謝されたという。しかし、オーナーの村守恵子さん(75)は「なぜ無駄遣いと考えずに先走ってしまったのか。もっとやることがあったのでは」と、そもそもの政策に疑問が拭えない。

 厚生労働省によると、全戸配布にかかった費用は総額約260億円。日本郵便のシステムを活用して約1億2000万枚を配り終えたのは、開始から2カ月後の昨年6月20日ごろ。既にマスク不足はある程度解消した時期だった。

 情報基盤会社プラネット(東京)が昨年7月時点で実施したインターネットによる調査では、アベノマスクを使っていると答えたのはわずか3.5%にとどまった。

 有識者でつくる民間臨時調査会が昨年10月にまとめた政府の新型コロナウイルス対応についての報告書は「(マスク値崩れの)効果をある程度持ったことも確か」と評価しつつ、「総理室の一部が突っ走った。あれは失敗」という官邸スタッフの証言を引用。「政策意図が国民に十分に伝わっていたとは言い難い」と総括している。 

 

 

これ『「アベノマスク」評価は?=全戸配布開始から1年―使用3.5%「意図伝わらず」』と題した時事通信 2021/04/18 07:34の配信記事である。

 

 

当初より評価されなかった「アベノマスク」 政治史上最大の愚策と言えよう。こんな事が時の権力者安倍晋三前総理大臣の鶴の一声で決まる事等民主国家であるまじき行為である。これに掛かった費用約260億円は正にどぶに捨てたも同然であった。頂いたマスク、今まで見たことも無いくらいの粗悪品とも思え、推測だが、マスク製造業者やそれの外注先の中国企業を助けたも同然のあるまじき政策である。私も会社経営の端くれだが、不定期的でありながらも政府の政策(時の権力に群がる)に依存する業種(広告・印刷・製紙業)の業者を賄う政策は慎んでもらいたい気持ちである。