共同通信社の世論調査で安倍内閣の不支持率が支持を上まったのは、選挙に行かない無関心族と普段より政治に無感心な国民の投票放棄が原因と言える

 共同通信社世論調査内閣支持率が41.7%へと6.0ポイント下落し、11月の前回調査と合わせた下げ幅は11.4ポイントに達した。不支持率が僅差で上回り、調査結果からは「桜を見る会」問題で安倍晋三首相ら政権幹部への有権者の不信感が増幅している現状が浮かぶ。与党内では「緊張感を持って信頼回復に努めたい」(自民党下村博文選対委員長)と警戒感が高まり始めた。野党は追及の成果が表れたとみて、来年の通常国会を視野に攻勢を強める構えだ。
 「気を引き締めないといけない。自民党支持率にも影響し始めている」。首相周辺は取材に対し、危機感を強調した。内閣支持率と連動するように、自民党の支持率も5.8ポイント減の36.0%に下がっており、桜を見る会問題が自民党のイメージ悪化に波及したとの認識を示した形だ。
 臨時国会は12月9日に閉会。局面転換を図りたい政権側は「ようやく問題が落ち着いてきた」(官邸幹部)とみていただけに、支持率続落は不安材料だ。首相は閉会後の記者会見で衆院解散に関し「国民の信を問うべき時が来たと考えれば、断行することはちゅうちょしない」と言及。今後の支持率        の動向は首相の判断に影響を与えそうだ。
 連立政権を組む公明党山口那津男代表は取材に「深く反省しないといけない。政権が緩んでいるとの印象につなかってしまっている」とくぎを刺した。
 世論調査で浮き彫りになったのは、首相の説明不足を指摘する意見の高まりだ。「十分に説明しているとは思わない」との回答は全体で83.5%に達し、「十分に説明していると思う」の11.5%を大きく上回った。

 自民党支持層でも「十分に説明しているとは思わない」との回答は全体で83・5%に達し、「十分に説明していると思う」の11.5%を大きく上回った。

 自民党支持層でも「十分に説明しているとは思わない」は73.1%。公明党支持層で・は91.1%と大半を占め、与党支持層内の不満の大きさが鮮明になった。首相に批判的な自民党ベテラン議員は「周囲では『首相の説明は良い』とは誰も言っていない」と深刻な見方を示した。
 安倍内閣を「支持しない」とした回答者に理由を尋ねると「首相が信頼できない」が36.1%でトップ。「首相にふさわしいと思えない」が18.9%、「首相に指導力がない」が5.3%と首相の信頼度に関わる質問項目で増加が続いている。
 世論調査を受け、立憲民主党福山哲郎幹事長は取材に「人心が安倍政権から離れ始めている」と手応えを隠さない。共産党小池晃書記局長も「政権にノーを突き付けた結果だ」と断じた。
 野党は臨時国会直前、統一会派を結成し、政権と対決する態勢を固めた。共産党が掘り起こし、11月上旬から追及を強めた桜を見る会問題では、首相を一定程度、追い詰めたとの自負を抱く。
 野党は通常国会でも首相への追及を続ける考えだ。立民は国民民主、社民両党などに政党合流も提案しており、政権打倒への動きを活発化させたい意向だ。


これ「共同通信社世論調査安倍内閣支持率が不支持を下回る」と題したあるローカル紙の2019.12.16朝刊の記事である。


これは当然である。安倍首相が今までに不祥事に対して「真摯に丁寧に説明」と言いながら、自らそれを実行しないのだから、この支持率は至極もっともだと思うが、むしろこの位で収まっている方が不思議と言える。これも選挙時に選挙に行かない無関心族と普段より政治に無知な国民の選挙放棄が原因と言える。逆説すれば安倍晋三と言う男、これらに助けられてる何と幸運な男よと言える。