「言うは易く行うに難し」菅首相、お盆の仮設入居目標、国会答弁で

 菅直人首相は2日午前の参院予算委員会で、東日本大震災の被災者の仮設住宅入居完了目標を8月中旬とした方針について「人を増やすなり、いろんな手当を含めてやれば達成できるとの私なりの判断だ」と述べ、大畠章宏国土交通相らと十分に調整した上での発言ではなかったことを示唆した。自民党林芳正氏の質問に対する答弁。
 林氏は首相の方針について「担当閣僚から(見通しの)確認をとった上で『お盆まで(入居完了)』といったのか」と指摘。首相は「私が強く指示すれば実現ができるとの見通しの下で申し上げた」と語った。との産経新聞報道だ。
 
 さすがの自民党政調会長代理の林さんである。首相の頭の中とは構造が違いすぎる。若いが首相より格段年配にさえ見える。
 この首相、いつもの事だが、物事の発言の前に検証しないで発言しなさ過ぎる。独裁だったらそれで良いだろうが、日本の首相は大統領ではないし、また菅首相に至っては独裁的な信頼感を取れる人物ではないのに、この有様である。つまりは思いつきとその場つなぎに他ならない。こう言うのを無責任と言うのである。恐らく首相自身事の重大さを認識してないのでないか。
 仮設住宅と言っても、インフラのガス、水道、下水道を設置し終わるまでには、少なくとも、設計を入れれば3ヶ月はゆうに掛かる。まして、用地の確保が今後と考えれば、法との兼ね合いにより、6ヶ月は掛かる筈である。それをお盆までとは、どんな計算方法なのだろうか。私でさえ解る事を何でお盆までと言ったのだろうか。私は菅首相に直接聞いて見たいものである。いつもこのお方はこの通りである。知恵が浅いと言うのか、物事に拘らないのか。本当はバカだからなのだろう。こう言うお方を宰相に戴いた国民もそうだが、選んだ200人の民主党の国会議員の連中は何とも思わないのだろうか、ここまで来ればもうこの200人の民主党の国会議員の連中が、このお方を首相の座より引きずり降ろすしか手は無いと思うし、それが選んだ責任と言うものではないのか。我々に言われる前にそうするべきではと私は考える。でないと恥ずかしくて物が言えないのではと考える。