経団連米倉会長の政治家は給料泥棒発言に思う

 日本経団連米倉弘昌会長は21日の記者会見で、最近の与野党議員が予算審議などより政局を優先して行動しているように見えるとして、「給料泥棒」と酷評した。
 米倉会長は、自民党が早期に衆院解散に追い込む構えを強めていることに対し、「国民の生活や国益を無視した行動。予算関連法案の審議を尽くしたうえで、政局化するならすればいい」と述べ、予算成立を優先すべきだとの考えを改めて強調した。
 その上で「(こういう局面でこそ)与野党の協力が必要なのに、今は国民のために何も仕事をしておらず、(与野党とも)給料泥棒のようなものだ」と不快感を示した。
 また、米倉会長は、民主党小沢一郎元代表に近い衆院議員16人の会派離脱の動きについても、「予算案や関連法案の審議が進み、これをどうしても通さなければならない時期に、与党の一員として無責任極まりない」と苦言を呈した。と毎日新聞の報道だ。
 
 確かに言ってる事はその通りである。しかし、民主党の16人の会派離脱の件は、私は些か違う意見を持っている。
 
 米倉会長も経営者の一員であれば、この発言はおかしいと思う。会社のトップが自分で起てた経営方針を守らず、行き当たりばったりにしたら、心ある社員と言うもの、「社長、それは当初の経営方針と違うから」と翻意を促すでしょう。そして、それが叶えられない末の行動だとしたら、私は支持できると思う。器の無い社長に従えと言うのだろうか。私は上場企業のトップだったら、申し訳ないが米倉会長だったら、そんなまどろっこしい事しないで、そんな出来の悪い社長だったら、有無を言わさず、解任してしまうのではないだろうか。それを経団連のトップだからと言って、カッコつけた言い方をして、それこそ無責任だと私は思う。
 
 私からすれば、上場企業の大企業のトップや、霞ヶ関は良く似てて、ある意味古いと思う。