地域政党の灯

 大村秀章愛知県知事が率いる地域政党日本一愛知の会」の県議選候補公募に、100人近くが応募していることが分かった。
 同会の支援などを受けて出馬を目指す動きは各地で広がっており、圧勝にあやかって県議選を勝ち抜こうという動きが加速している。
 大村知事は「中京都」や県民税減税など公約の実現に向け、県議選(定数103)での過半数獲得を目指しており、公募はその一環。同会によると、応募者のほとんどは新人だが、自民党現職も数人含まれているという。
 応募書類は18日の消印があれば受け付けるため、さらに増える見通し。今後、書類審査や面接を経て、公認・推薦などを決めていく。同会は「様々な経歴を持つ有望な人材が集まった」と期待を寄せている。 と読売の報道である。
 
 そもそも地域政党とは何ぞやと問われれば、下記の如くか。
 国会議員や地方首長が中心人物であり、都道府県知事や市町村長などが地方首長が中心になっている政党は首長政党と呼ばれるそうな。現在その地域政党を党名・活動地域・ 概要の順に記してみる。
 
沖縄社会大衆党 沖縄県1950年~。アメリカの軍政下で結成。復帰後も本土の政党に合流せず。日本に現存する最古の地域政党
新党大地 北海道2005年~。鈴木宗男衆議院議員が代表。
政党そうぞう 沖縄県 2005年~。下地幹郎衆議院議員が代表だった。現在、當間盛夫沖縄県議会議員が代表。
対話でつなごう滋賀の会 滋賀県 2006年~。嘉田由紀子滋賀県知事の支援母体。
大阪維新の会 大阪府 2010年~。橋下徹大阪府知事大阪都構想実現を掲げて結党。大阪府内の府議、市議が中心。
減税日本 名古屋市 2010年~。河村たかし名古屋市長が、市民税の恒久的な10%減税、議員報酬や議員定数の半減、などを掲げて設立。
 
 以上のように現在6つあり、既成政党に飽き飽きした国政への国民の受け皿になり得るのか、今後を注視したい。