玄葉国家戦略担当相(民主党政調会長)政権党の責任者が何を言う

 玄葉光一郎国家戦略担当相(民主党政調会長)は4日午前の閣議後の記者会見で、同党の衆院選マニフェスト政権公約)を実現できない場合の衆院解散・総選挙を野党側が求めていることに対し、「基本的な理念が180度変わるなら別だが、そうでなければ解散にはつながらない。政権交代したときも、(マニフェストの)政策すべてを支持して投票した人は極めて少なかった」と否定した。
 ただ、マニフェストの修正に関しては「見直すべきは見直し、堂々と謝るべきは謝る」と述べた。
 一方、公明党山口那津男代表が予算関連法案の大幅修正がない限り反対する意向を表明したことに対し、「公明党は国民生活と真(しん)摯(し)に向きあっていると信じている。具体的で前向きな提案をしてもらいたい」と語り、具体案が示されれば柔軟に検討する考えを示した。との産経ニュースだ。
 
 私はこの報道を見て正直目を疑った。政権党の幹部がよくも言ったものである。「基本的な理念が180度変わるなら別だが、そうでなければ解散にはつながらない。政権交代したときも、(マニフェストの)政策すべてを支持して投票した人は極めて少なかった」とは、この御仁頭は確かなのだろうか、それともふざけているのか私には理解不能である。とてもじゃないがこんな事平気で言える神経そのものが私には解らない。こんなのが政権党の幹部とは、民主党は政権党に値しない。たとえば保険等の契約で、約款を見ないで契約したほうが悪いというんだったらまだ解るが、約款を見て契約した人が少ない筈だから、少しぐらい変えても良いだろうと言ってると同じ事である。契約は重要事項の説明義務があり相手が見る見ないではなく、一般消費者に解からせて契約しなければならないと言う、基本の欠如であり、私はアホらしくて、こんなのを相手にはしたくない。何故なら基本を理解する事は勿論だが、「(マニフェストの)政策すべてを支持して投票した人は極めて少なかった」と自分の論理で断定したからである。私ならば恥ずかしくてそんな事言えやしない。それとも私がおかしいのだろうか。