辻本清美さん社民党離党に思う

 社民党辻元清美・前国土交通副大臣(50)=衆院大阪10区=は27日、大阪市内で記者会見し、「かつては野党で批判の急先鋒に立ったが、それだけで日本を変えることはできないという思いが強くなった」と述べ、大阪府連に離党届を提出し、無所属で活動することを明らかにした。との報道があった。
 私は昨年の政権交代より社民党との連立はそぐわないとして反対だったが、正に彼女は今、私が以前より指摘したようなイデオと現実のはざ間のジレンマを、身をもって解決した結果だろうと評価したい。
 そもそも名を改める以前より社会党の「護憲の党」と言うレッテルを踏襲し、現実とのギャップに気付かないまま、現在に至ってしまっている事が国民に理解されていない事を認識してないと言う悲劇、そして党人の高齢化に伴う硬直化を打開できなかったツケが今出て来たに過ぎない。
 そして、私は今後この党は1、2年も持たずに消滅すると思われるが、残るもう1人の保坂展人さんはどうするのだろうかと、ふと思った。