鳩山前首相菅首相の続投を支持小沢前幹事長との仲を取り持ち

 民主党鳩山由紀夫前首相は22日午前、BS番組の収録で、9月の党代表選について、「菅(直人首相)さんは代わったばかりで、すぐに首をすげ替えるということにはならない」と述べ、菅首相の再選を支持する考えを示し、挙党態勢構築の必要性を指摘。参院選後、首相が小沢一郎前幹事長に面会を求めながら実現していないことにも言及し「私が二人の間を取り持たなければいけない」と語り、週内にも両者の会談実現に向け仲介役を務める意向を示した。との報道があった。
 私はこの報道を見て、鳩山前首相は何とお人よしかと即座に思った。民主党立党時よりの同士だが、口は出しても金出さず、典型的な野戦武士に対して何を今更かばうのだ。これだけ日本国のトップが代わったのだ、最後の1回とどうして言えないのだろうか。鳩山家の願を叶えたのは誰か、そして祖々父以来の理念「友愛」を潰したのは誰か、ことごとく小鳩の理念を潰したのは誰か、これを思う時に今支持と言える鳩山前首相、私は人間としては素晴らしいと思うが、政治家として見た場合はあまりにも甘すぎる。逆説すれば菅首相のしたたかさが際立つ事例の見本と言えよう。
 対するその小沢一郎前幹事長、ようやく沈黙を破り動き出した。故意では無いと思うがタイミングといい、さすが売り時を考えている。もって生まれた性の証だろうが私は舌を巻くくらいだ。もう少し菅さんが気を使い幹事長を枝野さんではなく別の人だったらこうにはならなかったが、ここまで来れば小沢さんは決して妥協はせず、恐らく菅さんの出方によっては、小沢さんは最後の取って置きの原口総務相を出して戦うであろう。何故なら小沢一郎の政治生命を賭けた最終戦争なのだから・・・・・・。