菅首相 井戸を掘った人への敬い

  8日組閣発表に向けて現在最終調整がなされている。
 現在までの主要人事を見るに、幹事長に枝野幸男氏、官房長官には仙谷由人氏がほぼ決定らしいが、申し訳ないがこの人事、菅グループは本気で了承したのだろうか、私ははなはだ疑問である。というのは、人間常に事を起こす最大のよりどころは人選である。つまりは気の知れた気心の知れた腹を割って話が出来る、相談の出来る人を選ぶのが最善だと思う。これは論功行賞とは違う。今回は鳩山前首相の時と違い思う存分に自由に選ぶ事が出来た筈である。じゃあ何故?枝野と仙谷なのか、彼らは党と菅首相に何をしてくれた?。私は何もしてくれてはいなかったと思ってる。逆に菅首相が党首選に出た時に、支援すると見せかけ仙谷なんかは裏切った男ではないか。挙党一致のスローガンのもとの人選でありせば、小沢排除は矛盾する。と言う事は、マスコミ、国民受けのパフォーマンスではないのか。それも1歩譲ったとしても、選挙と言うものはただの時の風や流れなどは一時的で、実力の伴わない者にとってはおごりに陥る何者でもない。
 菅さんはもう一度、仲間の声に耳を傾け、田中角栄が一生中国国民の心に刻まれている、毛沢東語録の「井戸を掘った人を忘れない」と言う言葉への敬いを思い出すべきである。今からでも遅くは無い。