24日自民党の定期党大会が開かれた。昨年の衆院選で野党に転落後、初めてとなった党大会では、1955年の結党以来、3度目となる党綱領の大幅な改定をした。とあった。1995年以来掲げてきた「小さな政府」との表現を削除し、「すべての人に公正な政策を実行する政府」を目指すことを強調した。
自民党は従来よりこの「小さな政府」を目指し「民間に出来ることは民間にまかせる」「政府のやることを減らす」事に全力を挙げてきた。その成功例がJR等に見られる三公社五現業である。しかし、その裏で官僚主導の民営化を容認し、今問題の省庁系列の天下り先特殊法人を数作った反省もせず(反省どころか気付いてもいず)「すべての人に公正な政策を実行する政府」を目指すなんて、この党は何を考えているのだろうか。自民党がまずやるべき事は、昨年来何故政権が交代したのかを自己総括をして、反省し、国民に詫び、そして具体的な政策づくりを急ぐべきだと私は考える。それをしない限り自民党支持者は戻らないであろう。