私の夢と宝物

 私の宝物は、ちょっぴり恥ずかしいがそれは私の妻である。還暦を過ぎたこの年になるまで、何の諍いも無く何事も無く無事にここまで来れたのは本当に妻のお陰である。
 今でも妻は仕事を手伝ってくれているが、1982年(昭和57年)代後半からいわゆるバブル景気に突入するあたりには、わが社の状態が悪化し何時倒産してもおかしくない時に、そのストレスから胃腸をやられた私を精神的に必死に支えてくれ、この苦難を乗り越える力になってくれたのも妻であり本当にありがたく、今あるは妻のお陰である。妻はその時のストレスからだろうか、い未だ還暦前だと言うのに髪は真っ白みたいだ。みたいだというのは、けっして私に寝顔を見せないからだ。本当に感謝しても仕切れない気持ちでいっぱいである。今私はこう言う(脳内出血で歩行困難)体だが、必死に頑張り、いずれは歩いて妻に世界一周旅行をプレゼントするのが私の夢である。その夢に向かって今一歩一歩確実に進んでいると確信している。