羽毛田長官発言と小沢一郎幹事長と裁判

 民主党小沢一郎幹事長が天皇陛下の会見を巡り「辞表を提出してから言うべきだ」などと批判したことに対して、宮内庁羽毛田信吾長官は14日夜、報道陣に対して「(ルールを)守っていただきたいと言うのが私の役回りと思っているので、辞表を出すつもりはありません」と断言したとありました。

 結論から申せば私は心情的には今回は羽毛田長官の気持ちは理解できます。だが、私はこの問題はそもそも正式なルールがないからだと思っています。たとえが悪いが、丁度裁判を連想します。検察官が国民とマスコミ?で被告が小沢民主党幹事長です。被告弁護士が、じゃあその100日ルールは誰が決めたんですか、その根拠はと原告に尋ねれば、昔から、いや、天皇陛下のお身体を想い政治的な利用を排除するための暗黙のルールだと言うでしょう。そこで被告弁護士は天皇陛下の国事行為行動は、国民の代表である内閣、政府の助言と承認で行うことなんですよ。それじゃ、全部、国事行為はすべて政治利用になってしまう。というでしょう。そうなれば恐らく議論は噛み合わないでしょうね。
 ここで私は心情的には今回は国民だと言いましたが、こう言う議論になれば原理原則論になれば自信が無いです。正直言って原理原則から言うと被告に分があるでしょうね。それが小沢一郎と言う男でしょう。