二階自民党幹事長は党の幹部会合に女性議員を参加させることを検討するみたいだがそれは本心ではない!

 自民党の二階幹事長は、役員会など党の幹部会合に女性議員を参加させることを検討するよう党幹部に指示しました。

 

 森元総理の女性蔑視発言が問題となるなか、自民党の女性議員は15日、二階幹事長に党幹部への女性の登用や女性閣僚の倍増などを求めました。これを受け、二階氏は16日、役員会や総務会など党幹部が集まる会議に女性議員をオブザーバーとして参加させることを検討するよう党幹部に指示しました。

 

 「この役員会等で、あるいは総務会等で、どういう議論がなされているのかということが十分ご了解いただくことが大事ですからね。それをご覧にいれようと」(自民党 二階俊博幹事長)

 

 自民党は党の組織である女性局を通じて、女性議員参加に向けた調整を図ることにしています。(16日13:59)

 

 

これ「自民・二階幹事長 役員会への“女性参加”を指示」と題したJNN/TBS 2021年2月16日 (火) 16:49のニュースである。

 

 

この二階と言う男は他人に言われたからと言って、素直に「ハイ!そうですか」なんて言うタマではない!この度はそれこそ女性の権利に関わる事だから世間とは争わないために唯言っただけである。腹ではバカにして、噂も75日ジッとして過ぎ去るのを待つつもりだ。決して政権党のナンバー2として、国民の疑念を払うつもり等毛頭ない人間である。この男はそれだけの男であると言う事を頭に入れて対応するのが賢明である。

今度のNHK大河ドラマ『青天を衝け』は期待できる!

ほかのドラマなら合格点の視聴率でも、“テッパン”といわれる大河ドラマでは厳しい評価が下される。そんな“ワーストランキング”作品の主演俳優たちがハマる“落とし穴”とは──。

 

 “朝ドラ”と並んで国民的なドラマと言われるNHKの『大河ドラマ』。1963年に始まり、かつては平均視聴率30%を超える大ヒットドラマも生まれた。

 

 ところが2000年代に入ると視聴率も頭打ち。2010年代には“平均視聴率15%を獲得したら、合格”といった空気がNHK内にも漂っているという。

 

 2月7日に最終回を迎えた『麒麟がくる』の視聴率もふたケタ台前半を推移するのがやっと。やや物足りなさを感じるが、その一方で内容に関しては高く評価する声もある。

 

「史実に忠実に視聴者が知っている歴史をそのまま見せてくれたのが昔の大河ドラマ。でも『麒麟がくる』では新しい織田信長像を作り出した。本能寺の変についても諸説ある中、今までと違う視点から魅力的に描いてみせた。そのあたりは見応え十分でした」

 

 と話すのはドラマウォッチャーでフリーライター田幸和歌子さん。しかし以前に比べ、視聴率をとれていないということも事実。

 

人気脚本家でも大スベリ!『いだてん』はどうだった?

 いったい大河ドラマに何が起きているのか。『ワースト大河』のランキングを振り返りながら、考えてみたい。

 

 ぶっちぎりの『ワースト大河』第1位は、一昨年放送の中村勘九郎阿部サダヲがリレー形式でW主演する『いだてん~東京オリムピック噺~』(平均視聴率8・2%)。朝ドラ『あまちゃん』で大ヒットを飛ばした脚本家“クドカン”こと宮藤官九郎がオリンピックをテーマに書き下ろしたオリジナル作品。大きな期待が寄せられていただけに、残念な結果となった。

 

「時代が行ったり来たり。それが後で結びつき、大きな快感が待っているのですが、序盤はやっぱり難解で戸惑う面もあった。それが原因で脱落する視聴者も多かったようです」(田幸さん、以下同)

 

 物語が時系列で進まず、ストーリーのテンポが早い。さらにドラマの中に映像資料を入れたことにも田幸さんは異論を挟む。

 

「貴重な映像資料が豊富なNHKだけに、使わなければいけないと思ったのか……。途中に当時の映像を挟むことで物語が途切れる違和感や、もったいなさを感じました。入れるなら、最後にまとめる方法もあったのではないでしょうか」

 

 さらに視聴率を考えるなら、中村勘九郎よりも、親しみやすい阿部サダヲのパートから始めてみたほうが見やすかったのではないかと、田幸さんは言う。

 

 2019年のラクビーW杯、日本vsスコットランド戦の劇的勝利の裏で放送された第39話『懐かしの満州』は史上ワーストの視聴率3.7%を記録。実は同時期、阿部は自動車での接触事故を起こし、まさに受難続きとなった。

 

 しかし、この回こそクドカン自身が最も描きたかった放送回でもあり、ファンの間では“神回”と呼ばれている。脚本家が力を込めた話だったが、まさかの最低視聴率を記録してしまうとは思いもしなかったことだろう。

 

実力派俳優でも難しいのはなぜ?

『ワースト大河』の第2位にランクインしたのは2015年に放送された井上真央主演の『花燃ゆ』(平均視聴率12.0%)。

 

 江戸末期の長州藩を舞台に吉田松陰の末妹・文役を井上が好演。当時旬の東出昌大高良健吾賀来賢人たちイケメン俳優がそろい踏みしたことから当初“イケメン大河”と呼ばれた。

 

「ほかにも“セクシー大河”“幕末男子の育て方”などのキャッチコピーが躍り、始まる前から拒絶反応を起こしてしまった大河ファンが続出。ファンの多くが見たいのはそんなことじゃないんですよ。完全に作り手サイドの戦略ミス。イケメンや胸キュンのポイントは視聴者が勝手に見つけて、SNSで盛り上がるもの。制作サイドが仕掛けるものではありません」

 

 しかも主人公である文の知名度が低く、視聴者の興味を引くポイントが少なかった。そういった題材選びにも問題があったと田幸さんは、低視聴率の原因を分析する。

 

 さらに主演する井上真央が「主人公である私の力不足」と放送中にもかかわらず謝罪するという前代未聞のオマケつき。

 

「真央さんは2011年、朝ドラ『おひさま』でもヒロインを務めるなど誰もが認める女優。『花燃ゆ』での演技も魅力的でよかった。

 

 朝ドラや大河は視聴率がとれないとその後、民放の連ドラに呼ばれなくなるなど前途ある俳優の将来をつぶしかねない諸刃の剣でもあります」

 

 実はワースト大河第2位で同率、2012年に放送された大河ドラマ平清盛』でも、主演する松山ケンイチがそのような憂き目にあっている。大河放送終了後、約1年間テレビドラマに出演していないのだ。

 

ロンドンオリンピックなどもあり、最低視聴率を更新するなど苦杯をなめ、その後の松山の俳優人生にも影を落としてしまいました」

 

 だがその一方で、いまだに“清盛最強説”を唱える熱心なファンもいる。

 

「画作りもリアリティーを追求したため、当時の兵庫県知事が“画面が汚い”など発言。“受けつけない”と離脱した視聴者もいました。ですが悪役と捉えられがちな清盛を主人公にとらえ、その光と影を描く藤本有紀さんの脚本が本当に素晴らしかった」

 

 ちなみに藤本氏が脚本を手がけた2007年の朝ドラ『ちりとてちん』も視聴率にこそ恵まれなかったものの熱狂的なファンに支えられDVDの売り上げは上々。「日が当たらない人に日を当てる」藤本脚本ならではの持ち味が出ていると田幸さんは解説する。

 

『ワースト大河4位』にランクインしたのは2018年の大河ドラマ西郷どん』(平均視聴率12.7%)。主演する鈴木亮平が役作りのために体重を25キロ増やすなど徹底し、明治維新の英雄・西郷隆盛を熱演。

 

 だが、メジャーな主人公なのに、視聴率は伸びず──。

 

「『不機嫌な果実』『anego』でもコンビを組んだ林真理子原作、中園ミホ脚本のヒットメーカーが再びタッグを組み女性の視点から“愛にあふれるリーダー”を描き、人間ドラマとして魅力は十分。ただ薩長連合など歴史ドラマとしての描き方が薄く、大河ファンからは歴史のツボを押さえていないと指摘する声も上がっていました」

 

 やはり、王道の歴史を押さえない限り、大河ファンの琴線に触れることは難しいのかもしれない。

 

イケメン俳優が多くてもダメ?

 “王道”からはずれるということでは、2017年に放送された『おんな城主直虎』(平均視聴率12.8%)は、チャレンジした作品に違いない。

 

 主人公・直虎(柴咲コウ)、井伊直親三浦春馬さん)、小野政次高橋一生)3人の幼なじみの友情と恋愛模様を絡め、新鮮ではあった。

 

「主人公の井伊直虎は、今も『男性説』『女性説』があって視点の面白さは抜群。女性ファンの中には高橋一生三浦春馬菅田将暉たち俳優同士の掛け合いに萌えるオタクファンもたくさんいましたが、“イケメン”に興味がなく、歴史ドラマを欲している従来の大河ファンには今ひとつ響いていません」

 

 そして、2013年放送の『八重の桜』(平均視聴率14.6%)は、善戦したにもかかわらず平均視聴率15%に届かなかった。

 

「幕末の会津出身で同志社大学を創設した新島襄の妻となった新島八重大河ドラマ初出演の綾瀬はるかが熱演。でも“みんなが見たい綾瀬はるかはこれじゃない”という意見が噴出していました」

 

 当初はまったく別の作品を企画していたものの、2011年の東日本大震災をきっかけに、NHK内部で東北の復興を支援するため、福島県を舞台にした企画が浮上。昭和期まで存命の人物を取り上げるのは1985年『春の波涛』以来。異例づくしの大河ドラマに対するファンの反応は今ひとつ冷ややかだった。

 

 大河ゆえに“ワースト”に入ってしまったが、ほかのドラマなら十分に合格点の、2010年以降、平均視聴率15%超えを達成した大河ドラマにも注目してみたい。

 

15%超えした大河ドラマは?

 まずは2014年に放送されたV6のメンバー岡田准一が主演する大河ドラマ軍師官兵衛』(平均視聴率15.8%)。

 

「主人公・黒田官兵衛に対する岡田君の気合がすさまじかった。1年に及ぶ幽閉シーンでは、蓬髪に髭もボウボウ。皮膚病に侵され五体も満足に動かすことができない迫真の演技には、ここまでやるのかと胸打たれました。

 

 でも、黒田官兵衛は決して知名度が高いわけではありません。歴史ファン以外には受け入れられにくかったのでしょう」

 

 また、「恋愛や家族パートはいらない」「もっと合戦を見せてほしい」「いろんな手柄がすべて官兵衛の手柄って本当なの?」といった声も放送当時に上がっていた。

 

「いろいろな声はありましたが、この作品をきっかけに岡田君は馬術や剣術にも磨きをかけ、後に映画『関ヶ原』『散り椿』で日本アカデミー賞・優秀主演男優賞を受賞。数字はとれなかったけど、彼にはプラスになった作品ということが救いですね(笑)」

 

 そして忘れてはならないのが2016年に放送された『真田丸』(平均視聴率16.6%)。

 

本能寺の変関ヶ原の戦いなど真田家が関わっていない出来事は“ナレ死”ですませるなど、話題を呼んだヒットワードも満載。三谷幸喜脚本による新しい大河ならではの面白さがちりばめられていました」

 

 “ナレ死”とはナレーションだけで歴史上の大きなターニングポイントをすませてしまう演出。そこに物足りなさを感じた視聴者も多かった。

 

 そしてランキング外だが18位に入った、2010年に福山雅治主演で放送された『龍馬伝』(平均視聴率18.7%)。

 

「当時人気の頂点にいた福山が、憧れのヒーロー坂本龍馬を演じるとあって始まる前から大河ファンもヒートアップ。フィルム調の画質をはじめ、映像も攻めていました。このとき、岡田以蔵役で出演していた佐藤健が『龍馬伝』の大友啓史監督と組んでスタートするのが『るろうに剣心』シリーズ。今をときめく佐藤健出世作でもあります」

 

 平均視聴率15%でも“コケた”枠に入ってしまう大河。だが、それぞれの作品がファンの心をつかむ歴史ドラマの魅力にあふれているのだ。

 

プレッシャーを押し返せるか!?

 そして注目されるのは、2月14日からスタートする吉沢亮主演の『青天を衝け』。

 

 新しい1万円札の顔になる日本の“資本主義の父”と言われる渋沢栄一の生涯を描いた、大河ドラマでは鬼門といわれる近代モノ。なぜ視聴率がとれないとされるのか。

 

「大河ファンは、華やかな合戦シーンを繰り広げる有名武将の活躍を期待している。近代モノだとつい“これ、朝ドラでもよかったんじゃない”といった気分になってしまう」

 

 しかし今回のマイナス要素は、これだけではない。スタートが2月にずれ込み、放送回数も未定のまま。さらに来年には三谷幸喜脚本・小栗旬主演の『鎌倉殿の13人』、再来年には嵐・松本潤主演の『どうする家康』といった作品が早くも発表された。

 

「三重苦ともいうべきマイナスからのスタート。でも、そのぶん頑張ってほしいという思いで大河ファンも応援します。主演する吉沢亮は朝ドラ『なつぞら』でも、登場シーンが少ないにもかかわらず抜群の輝きを見せてくれました。地味な内容でもまわりが盛り上げて、彼にはぜひ輝いてほしい」

 

 しかも徳川慶喜役には、元SMAP草なぎ剛が登場。長瀬智也堂本剛とともにジャニーズ枠に収まりきらない素晴らしい演技力にも注目したいと田幸さんは熱く語る。こんな状況で始まる『青天を衝け』。はたして、近代モノのジンクスを覆すことができるのか、それともワーストランキングに名を連ねることになるのか──。

 

 華々しく大河主演俳優としてスポットを浴びた吉沢だが、その足元にあるのはスターへの階段か“落とし穴”か──。

 

大河ドラマワースト15■

 

1 『いだてん~東京オリムピック噺~』(2019) 8.2% 中村勘九郎 阿部サダヲ

2 『花燃ゆ』(2015) 12% 井上真央

2 『平清盛』(2012) 12% 松山ケンイチ

4 『西郷どん』(2018) 12.7% 鈴木亮平

5 『おんな城主直虎』(2017) 12.8% 柴咲コウ

6 『花の乱』(1994) 14.1% 三田佳子

7 『竜馬がゆく』(1968) 14.5% 北大路欣也

8 『八重の桜』(2013) 14.6% 綾瀬はるか

9 『軍師官兵衛』(2014) 15.8% 岡田准一

10 『真田丸』(2016) 16.6% 堺雅人

11 『武蔵 MUSASHI』(2003) 16.7% 市川海老蔵(当時・新之助

12 『琉球の風』(1993 1~6月) 17.3% 東山紀之

13 『新選組!』(2004) 17.4% 香取慎吾

14 『江・姫たちの戦国』(2011) 17.7% 上野樹里

14 『炎立つ』(1993 6~12月) 17.7% 渡辺謙村上弘明

 

田幸和歌子:たこう・わかこ ドラマコラムの執筆や、ジャニーズウォッチャーとして活動。著書に『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)など

 

(取材・文/KAPPO INLET GROOVE)

 

 

これ『大河ドラマで低視聴率だった「ワースト15」、『青天を衝け』は三重苦スタート』と題した週刊女性PRIME 2/14(日) 17:01の記事である。

 

 

第1回から欠かさず視て来た愛聴者としては、ここ何回かまでは本来の大河ドラマからはかなり離れたものとなっていたと私的には感じている。やはり大河は歴史上の人物には違いないが時代背景とのマッチした人物、つまりはメジャーな人物に焦点を当て過ぎていたきらいがあり、尚且つ政治的人物に偏ってたことは否めない事実である。だが今年初めて企業家に焦点をあてた。その試みは大河始まって以来でかなり勇気があったと思う。それにオープニングの脚色、音楽やキャスト文字等は本当に久しぶりの大河に思えた。期待したい。

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女性蔑視発言で辞任した森オリパラ会長と指名を受けた川淵三郎さん願う方も受ける方も、この方々人間か?

 「メディアの方に言われて知った」――。東京オリンピックパラリンピック組織委員会の会長人事は異例の展開を見せた。女性蔑視発言の森喜朗会長が独断で、元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏に打診。かつて財務省の大物事務次官として知られた組織委事務総長の武藤敏郎氏は事前に相談を受けておらず、報道が出た11日深夜に慌てて川淵氏に電話していた。(ダイヤモンド編集部 岡田 悟)

 

  •  自宅前で記者にリップサービスした川淵氏 武藤事務総長から深夜に電話で“説明”

 「記者のみなさんがあれだけ家にわーっと集まったら、僕もサービス精神でお話しせざるを得ない」――。

 女性蔑視発言が国内外で猛批判を招き、辞意を表明した東京オリンピックパラリンピック組織委員会森喜朗会長。その森会長が後任にと自ら打診し、既定路線のように報じられた川淵三郎・元日本サッカー協会会長は2月12日、森会長が正式に辞意表明した組織委員会の理事と評議員の懇談会終了後、急きょ報道陣を集めて釈明した。

 「(森会長に)もらい泣きしちゃって」「外堀が埋まっていて、断れる状況じゃなかった」――。スポーツ紙「スポーツニッポン」のウェブサイトによると、川淵氏は森会長と面会して打診を受けた11日の夜、自宅前に集まった報道陣に対して、このように後任会長就任への“決意”を語っていた。

 だが、そこから事態は異例の展開を見せていく。

 川淵氏によると、11日深夜に複数回、組織委の武藤敏郎事務総長から電話で会長選出に関するルールや条件の説明を受けたという。組織委では、会長になれるのは理事であり、理事になるには評議員会で選ばれなくてはならない。そして川淵氏は現在、理事ではなく評議員だ。「辞退しろとは言わなかったが、暗に求めていたのだろう」と、川淵氏は感じ取った。

 さらに翌12日朝、橋本聖子五輪担当大臣は閣議後会見で会長人事に言及し、「組織委員会の理事会で決定される。今は何も決定していない状況」と川淵氏を後継とする流れをけん制した。

 そうしたやりとりを経て、12日午後3時に予定されていた組織委の理事と評議員の懇談会より前に、川淵氏の「会長就任辞退」の一報が世間を駆け巡った。

 また、その懇談会でも、会長選出のルールを無視するような川淵氏の事前の“決意表明”に対し、反発する声が上がったと川淵氏が自ら明らかにした。

森会長も川淵氏も、会長選出のルールや条件は当然知っていたはずだが、森・川淵ラインで決めておけば既定路線になると、2人とも素朴に信じていたのだろうか。

 

  •  日銀総裁になれなかった悲運の元大物次官 経歴と実績買われての事務総長就任だったが 一方、今回の失態については武藤事務総長の影響力の弱さもあらわとなった。

 武藤事務総長は12日の記者会見で、川淵氏の会長就任の“ニュース”について、11日に「メディアの方から聞いて知った」と明らかにし、事前に森会長から説明や相談を受けていなかったと認めた。テレビでも見たのだろう、「(川淵氏が就任について)映像で言っているのが確認できる。(川渕氏に)会長選出の手続きについて(電話で)お話しした」。

 武藤事務総長は、政官財の各界でつとに知られた存在だ。2000年6月~03年1月まで約2年半、財務事務次官(大蔵事務次官を含む)を務めており、当時の小泉純一郎首相の構造改革路線を支えて「10年に1人の大物次官」との評判を呼んだが、その前には首相だった森会長にも次官として仕えていた。

 その後日本銀行副総裁に就任するが、政治の動きと共に運命が暗転する。08年、当時の民主党など野党が多数を占めていた参議院が、武藤氏を日銀総裁とする人事案に同意せず、民間に転じて大和総研理事長のポストに収まった。

 やがて2度の政権交代を経て東京五輪の開催が決定。武藤氏は、これまでの実績や経歴を買われて組織委事務総長に就任したのだが、今回の森会長の暴走を止められなかったわけだ。

 首相時代から失言を繰り返してきたにもかかわらず、政界引退後も公然と自民党などに影響力を発揮してきた森会長。そんなキングメーカーに振り回された武藤事務総長には同情の余地ありとする向きもあるかもしれない。

 だが、新型コロナウイルスの感染拡大により、世論調査では開催の中止や再延期を求める声が多く、開催そのものが危機的な状態にある。番頭役である「10年に1人の大物次官」とうたわれた武藤事務総長の責任もまた、重いと言わざるを得ない。

 

  •  問題は“老害”ではなく失言と不透明さ ガバナンスうたうも空疎に響く失態 とはいえ、今回の失態の最大の責任が森・川淵ラインの“暴走”にあるのは当然だ。

 「老害老害と言われているが、老人が悪いかのような表現をされるのは極めて不愉快だ」――。83歳の森会長は辞意表明した12日の懇談会の冒頭あいさつで、こう反発した。

 その森会長が後任の打診をした川淵氏も84歳。ただし今回は、高齢であることが取り沙汰されたわけではない。森会長の女性蔑視発言もさることながら、それが猛反発を浴びているさなかに、当の本人が不透明なプロセスかつ独断で後任を決めようとしたため、“恥の上塗り”になったのだ。森会長は自身の失態を、年齢の問題にすり替えるべきではない。

 武藤事務総長は12日の懇談会後の会見で「(組織委が発足してからの)この7年間、組織委のマネジメント、ガバナンス、コンプライアンスは一番重要な点として、最大限努力してきた」と横文字を駆使して強調した。しかしその結果が今回の失態では、あまりに空疎に響いてしまう。

ダイヤモンド編集部/岡田 悟

 

 

これ『五輪組織委トップ人事で森・川淵ラインが「暴走」、元大物財務次官も無力』と題したDIYAMOND Online 2/13(土) 6:01の配信記事である。

 

 

このお二方普通の頭脳持ってるのか?と言いたい。辞める方は差し迫ってる後任人事で頭いっぱい、受ける方はとにかく嬉しくて頭いっぱい。と言う事で組織のガバナンス云々は考えなかったという事だろう。恐らく今までのオリパラ会合は相撲協会の会合のように車座会合で会長が全て決めて、会員はそれを黙認と言う形ではなかったのか。要するに会で議論じゃなく会長の決めた事柄の報告会のやあやあまあまあという形だったのでは? これを黙認と言わずして何と言う? 少なくとも国会議員や役人と言う人種は、国民に対して常に上から目線の習性が身に沁みついて直らないらしい。

森会長の後任に川渕三郎さんが決まったとの報道が白紙に戻ったのは当然である

 東京五輪パラリンピック組織委員会は12日午後、理事会と評議員会の合同懇談会を開催する。組織委の森喜朗会長(83)が出席し、女性蔑視発言の責任を取って辞意を表明する見通し。後任に日本サッカー協会元会長で選手村村長の川淵三郎氏(84)を推すことも報告する方向だったが、川淵氏が一転、受諾しない考えであることが分かった。

 

 組織委はより透明性の高い手続きを取る必要があるとして、森会長の後任を選ぶ選考委員会を設置する方針。森氏の辞意表明を受け、近く会長交代に向けた正式手続きに入るとみられる。定款では理事会が「会長の選定および解職」の権限を持つと規定している。

 

 

これ「川淵氏、会長職一転受諾せず 透明性確保で選考委設置へ」と題した共同通信2/12(金) 13:59の配信記事である。

 

 

不祥事で辞めた会長が後継会長を指名するのはおかしいと思うからである。

この時こそ会員の互選で決めるべきだからである。

思うに今までのオリンピック組織委員会は森会長の一人芝居の独裁で全てが決められていたのではと私的には思う。恐らく会としての体裁もなしていなかったのではと思う。森さんの言動からその様に見えた。同好会に毛の生えたくらいの会だったのでは?

自民トップの二人の失言に連日釈明の橋本聖子五輪相 職務とは言え本当に可哀そうである!

 橋本聖子五輪相が東京五輪パラリンピック組織委員会森喜朗会長や自民党二階俊博幹事長ら重鎮の発言で連日釈明に追われている。火消しをするたびに新たな問題が発生する状況に10日の衆院予算委員会では野党からも同情の声が上がった。

 

 「ボランティアの方々が不快な思いで辞退されたことに関して真摯(しんし)に受け止めて発言すべきであり、幹事長の発言は不適切だった」

 

 橋本氏は予算委で森氏の女性蔑視ともとれる発言でボランティアの辞退が相次いでいる動きを「瞬間的」などと表現し、批判された二階氏が9日の記者会見でも「特段深い意味はない」と述べたことをこう陳謝した。

 

 橋本氏は二階氏の記者会見に先立つ9日の予算委でも「瞬間的」発言について「真意をよく把握していないが、不適切だった」と答弁していたため、連日の釈明となった。

 

 重鎮に振り回される橋本氏に立憲民主党田嶋要氏は「ストレスのピークではないか。本当にお気の毒だ」と気遣った。

 

 

これ「橋本五輪相、森氏や二階氏の発言に連日の釈明 野党からも同情の声」と題した産経新聞2021/02/10 15:29の記事である。

 

 

恐らくあの重鎮の二人は「俺何かまずい事言った?」と今もって感じていない事だろうから、本人にしてみれば何で辞任しなけれりゃならないの?」と不思議がってに周囲に言ってる事だろう。事の重大ささえ感じてはいないだろう。それだけの二人である。笑うより呆れるしかない!

政府の接触確認アプリ「COCOA(ココア)」の不評よりその是非論はどうか

 新型コロナウイルス感染者との接触を通知する政府のアプリ「COCOA(ココア)」が一部で機能していなかった問題で、平井卓也デジタル改革相は9日の閣議後会見で「はっきり言って、出来の良いアプリではなかったと思う」と苦言を呈した。アプリを所管する厚生労働省と連携して改善を図る考えを示した。

 

 コロナ禍のなかで一律10万円の現金給付で自治体の現場が混乱したことなどを踏まえ、平井氏は「デジタル系で国民の期待に応えられないような事案が結構出てきた」と指摘。「COCOAなんか、もう、まさにその最たるもの」とし、「そもそも発注自体にも問題があったと言わざるを得ない」とも語った。

 

 平井氏は「何とかCOCOAを立て直さなきゃいけない。私がどう関与するかはこれから考えたい」とし、同日中に厚労省からヒアリングをする方針を示した。(西村圭史)

 

 

これ『接触確認アプリ「出来は良くなかった」 デジタル相苦言』と題した朝日新聞2021/02/09 12:42の配信記事である。

 

 

上記のような不評はもちろんの事だが、私的にはその本質是非論を論じたい。

このアプリいづれも自分のスマフォに登録する事が基本であるが、問題はコロナに感染した者自身が、例え実名でなく識別番号であっても、自ら告白したような数字登録者となる事である。感染者自身が、感染する事だって恥ずかしいのに、私は感染してますと自分のスマフォに登録するが果たして人間の気持ちとして簡単に出来る事なのか?何の躊躇もないのかと考えてしまう。そんな意味からもこのアプリ意味は理解するが、割り切れない気持ちがドコモでも残ってしまうのは自分だけであろうか?

この緊急事態宣言下に銀座のクラブで飲み歩きした国会議員たち党の役職辞職で茶を濁した自民党、いくら言っても解らないこんな政党に鉄拳を!!

 

 国民には不要不急の外出自粛を要請しておきながら、国会議員は銀座で深夜まで豪遊──自分たちは“上級国民”で、自粛など関係ないと言わんばかりの振る舞いが次々と明らかになっている。

 

 国民からの批判など、大したことないと考えているのが丸見えである。

 

 自民党国対委員長代理だった松本純氏ら3議員が、2月1日に離党した。緊急事態宣言下に銀座のクラブで飲み歩き、当初は後輩議員2人(田野瀬太道・前文科副大臣大塚高司・前国対副委員長)と一緒だったことを隠す嘘までついていた。

 

 昨年12月、俳優やタレント、そして菅義偉・首相まで呼び出した“8人ステーキ会食”の問題で追及された時は、「飯を食うために集まったんじゃない」と言い放った二階俊博・幹事長だが、今回は自分のことは棚に上げて、「私のほうから離党勧告しました」などと胸を張り、松本氏の所属派閥のドンである麻生太郎財務相兼副総理も、「国民にも何かと迷惑や苦労をかけている最中、はなはだ不適切」と怒って見せたが、ポーズだけである。

 

 同じく深夜の銀座クラブに行った責任を問われた公明党遠山清彦氏が議員辞職させられたのと比べれば、自民党の処分が大甘なのは明白だ。

 

 それもそのはず、松本氏は“麻生―二階会談”にも同席する麻生氏の側近中の側近だ。

 

「離党した3人はいずれも前回の総選挙では小選挙区議席を獲得しており、とくに神奈川1区の松本氏の地盤は堅い。今年の総選挙で自民党が別の公認候補を立てず、松本氏らが当選したら、“禊が済んだ”として復党させる可能性が高い」(政治アナリスト・伊藤惇夫氏)

 

 コロナ不況で多くの国民が失業の危機に直面するなか、自民党の国会議員だけは不祥事でも身分が安泰なのだから、まさに特権階級だ。

 

週刊ポスト2021年2月19日号

 

 

これ『自民党議員の「コロナ特権」 銀座クラブ飲みの離党3人も身分安泰か』と題したNEWSポストセブン 2021/02/08 07:05の記事である

 

 

いつも不思議に思うのは、不祥事起こす度に党の役職は辞するが議員は辞職しないと言う事だ!職を掛けてと言う事ならば、議員辞職が当然の筈だ。何故なら国会議員だからこその党の役職なのだからである。国会議員でなければあり得ない事だからである。

唯与党でありながらも公明党は、公明と言う名からしてふざけてるが、自民のようにしていては自党の立党の精神にもキズが付き早めの辞職したのは流石だが、何の事無い学会の意向に沿っただけで、本音は自民とソックリである。

いづれにしても今後の政治を考えるなら、今の自民党だけでない共産党を除く他党の国会議員全員をリセットして初心で選ぶ時期に来ているのではないか。

私的には今後自民党は支持しないつもりである。余りにも国民を甘く見ている。こう言う輩には落選させて苦しみを味わせる以外に無い!!